「神社に興味がある」
「何のために神社が存在しているのか知りたい」
「神社本庁について詳しく教えてほしい」
歴史と由緒のある神社は古刹と呼ばれており、数ある社の本社になっている場合があります。
日本の最古の神社は一説では1万5千年前からげんけいがあると言われているのです。
人類の誕生から宗教が確立されてゆく過程の中で、形式的には形を成しておりますが無形の文化を含めてそれだけ長い期間親しまれてきたことになります。
こうした寺社はお互いに宗教を取り込みながら成長して行き、他の教えの神が形を変えて存在しているものもあるのです。
インドの神であるシヴァは大黒天などに姿を変えたと言われておりますし、慈愛の女神サラスヴァティなどは吉祥天などに変わったと言われております。
【特集】神社本庁とは – コトバンク
山々や神や地鎮などに関連する場所
文化は実は密接に絡まり合っておりますが、信仰だって関係なくはありません。
日本には山岳信仰と言う土着の土地を丸ごと畏敬して、祭る文化もあります。
関東で有名なのは三峰神社であったり、高尾山なども信仰の対象で知られております。
その他にも実在の人物を祭った徳川家康の東照宮なども、辺り一帯を神聖視して現在も健在です。
こうした山々や神や地鎮などに関連する場所は、昔から大切にされてきました。
代々氏子が守りながら数百年のスパンで整えられて、現在の形になっております。
境内にあるご神木だって原形が出来た時に植樹されて、以来数百年の年月で大木に育ちご神木になっているのです。
代々守られた土地はパワースポットで人気であり、昔だったら近所の人や参拝客ぐらいしか来ませんでしたが、今はSNSなどにパワースポットを紹介してその情報を元にやって来る人も少なくありません。
今や参拝をするのだってデジタルマーケティングと無関係ではなく、理解のある神社ではSNSで情報を積極的に発信しているぐらいです。
歴史に縛られず新しい物を取り入れてゆくことが、耳朶時代には必要になります。
歴史を学びルーツを探りながら実際に訪問してみる
歴史を学びルーツを探りながら実際に訪問してみると、目の前の情報だけではなく立体的に物事が分かるようになるのです。
オカルトと言ったらおかしいですが、平将門に関するお話は関東では数多くあります。
また所縁の場所や社なども点在しており、有名なのが大手町の首塚になります。
その他にも坂東と呼ばれたことから所縁のある場所は数多くあり、前述の山岳信仰とも結びついて平将門が隠れた大岩などの伝説もあるのです。
そもそもが京都で晒された首が空中を浮遊して関東まで飛んできて、大手町に落下して首塚になった伝説も有名ですし、関東では救世主と扱われていた平将門ですから祭られていてもおかしくはありません。
首塚だけではなく銅塚や鎧塚、影武者が7人いたそうでその人たちの墓所と伝えられている場所もあります。
歴史を知っていれば平将門を調べて背景を知り、所縁のある場所を探訪してみることも面白いです。
歴史を知り平将門の思いを1000年の時を経て知る
有名なのは前述した大手町の首塚ですし、東京神田秋葉原エリアにある神田明神もその一つになります。
茨城にも数か所のスポットがありますし、埼玉県の奥秩父と群馬の境界にも所縁の場所があります。
平将門だけではなく、恋人や従者などの伝説も語られており、埼玉県の山間部では桔梗が生えない理由などがエピソードになっていたりもするのです。
オカルトめいたことだけではなく、歴史を知り平将門の思いを1000年の時を経て知ることも有意義なことになります。
祟り神は平将門だけではなく菅原道真も有名です。
政敵の罠により非業の死を迎えてその後祟りを起こす存在になった菅原道真は、現在では学問の神様として各地で祭られております。
天神様と呼ばれ親しまれ、これから受験や試験を控えている人たちは熱心にお参りするのです。
縁結びや地鎮などのご利益もありますので、近くに天神様があったらお参りしてみるのもいいかもしれません。
死者を祭ると同時に敬意を示した
今後資格試験を受ける時や、子供が受験を控えている時などもパワーを貰える可能性もあります。
日本では敗戦の将になった武家の恨みを抑えるために怨霊信仰がありました。
一族郎党が根絶やしにされて、残った者たちや死者から災いが返ってこないように神にして神社に祭ったのです。
そうして続いているのが関東でも各地にあり、たとえば山梨県には武田神社という場所があります。
こうして死者を祭ると同時に敬意を示したのです。
他人に対する敬意や尊敬を忘れてしまうことは、いつか自分にとって大きな災いになることを昔の人たちは恐れました。
現代では非科学的に思えても、現在よりも科学の発展をしていなかった数百年前では自分たちの行いが不幸を呼んでしまうことを恐れ、不幸を避けるために数々のことを文化や風習に残しています。
身近にある風習だってそうですし、各地に社が祭られていることも意味があるのです。
まとめ
地蔵は子を守るための神仏ですし、馬が貴重だった頃は愛馬が死んでしまうと馬頭観音を建立しました。
馬頭観音は交通や旅を司る神様でもあり、道を探してみると古い祠があります。
日本は仏教や信教だけではなくや八百万の信仰があるアミニズム文化であり、その価値観は現在も続いていると言われております。
最終更新日 2025年7月7日 by goncat