海外の求人情報は、普通に生活しているとなかなか目にする機会はありませんね。
お店や会社の窓などに「スタッフ募集」といった張り紙を見かけることはあっても、「海外支社赴任スタッフ募集」などという張り紙はほとんどありません。
それでは、海外求人情報は一体どこで探せばよいのでしょうか。
1、ハローワーク
仕事探しと言えば、ハローワークですね。
ハローワークでは、海外の求人情報も取り扱っています。
こうした求人情報の特徴として、「日本企業の求人」であることがほとんどという特徴があげられます。
もともと日本で見つける海外求人については、その多くが日本企業の海外支社や海外工場、また、海外企業への派遣という形ですが、ハローワークに掲載されている企業の会社住所は、ほぼ国内です。
つまり、面接も国内で行われる可能性が高く、また、語学力は必要ないという求人がある点も特徴的と言えるでしょう。
2、海外求人エージェントサイト
海外の求人に特化したエージェントサイトです。
インターネットがなくては閲覧できませんが、こうしたところに登録するというのは非常にメリットが大きく、お勧めです。
複数のサイトに登録して、求人情報をチェックしてみてください。
3、自分で探す
海外サイトの求人募集や、国内で海外赴任スタッフを募集している企業サイトなどを探したり、伝手を辿ったりして、海外の求人を探す方法です。
語学力が堪能で、現地にパイプがある人であれば、こうした方法も良いでしょう。
4、派遣会社を利用する
日本国内の派遣会社の中には、海外への人材派遣も行っているというところが多数あります。
国内企業への派遣でも、間に入ってトラブルを仲介してくれたり、各種折衝を行ってくれる派遣会社の存在はありがたいものです。
海外の場合は、特に、何かあった時に相談できる相手がいるというのは心強いため、就業後も様々なケアを期待できる派遣はお勧めの方法です。
海外での求人を探している人たちは、このような手段で情報を得ています。
気になっている人は是非探してみて下さい。
外国語ができないと駄目?
海外の求人に応募をするときには、やっぱり、外国語ができないと駄目なのでしょうか。
必要だとして、それは一体何語なのでしょうか。
調べてみました。
パターン1・英会話必須
一番多いパターンです。
英語で仕事の指示をする必要があったり、英語の会議に出る必要があったりするケースです。
パターン2・英会話及び読み書き必須
工場管理等ではなく、デスクワークの場合は、当然書類が読める必要があるため、読み書きも必要となります。
パターン3・現地語必須
最近ではあまり見かけませんが、現地のスタッフとのコミュニケーションのために必須としている企業もあります。
パターン4・不要
通訳がいる、別の日本人スタッフの補助である、等の理由から、言語力は問わないというケースもあります。
こうした求人はハローワークでよく見かけます。
とはいえ、現地で暮らすことになるため、やはり日常会話程度はできる必要が出て来るでしょう。
こうしてみると、英語以外の特殊な言語を勉強して、それを活かして海外で働く、というのは、あまり大きなメリットはないように感じられます。
英語圏以外の国でも、最近ではほとんどの場合、企業内の打ち合わせなどは英語が使われています。
日本でも、web系のベンチャー企業の中には、社内では英語を使うという方針を打ち立てているところがいくつか出てきていますね。
これから海外での求人のために言語を学習しようという人は、英語を学ぶことをお勧めします。
また、語学力は不問という求人に応募し、現地で慣れるというのも良いでしょう。
ただし、どの場合でも、当然、できないよりは出来た方が採用率は上がります。
英語のほかに現地語も話せます、というのであれば、大きな強みになるでしょう。
要するに、海外での求人に応募するためには、必ずしも語学力が必要というわけではないが、より幅を広げて希望にあった条件を探したいのであればある程度は習得しておいた方が無難、ということです。
最終更新日 2025年7月7日 by goncat