扱う商品のテスト発注を行う
近年輸入物販を取り入れている人は非常に多く見られます。
簡単に言うと安く仕入れて、それを高く売ることが基本となりますが、これを実現するために最適となるものが中国からの輸入です。
欧米から仕入れるという方法もあるものの、現在のところ一番安く仕入れることができ、さらには安定した物流が見られるのが中国と言えるでしょう。
近年では輸入物販が非常にふえてきていますが、ビジネスに成功する人と失敗する人の差が出てきているのも実情です。
これから輸入物販を始めようと考えているのであれば、失敗しないようにするためにも、いくつかの注意点について押さえておく必要があります。
実際に成功した人の方法を学ぶことも一つの手段ですが、失敗してしまった人がどのような失敗をしてしまったのかを知り、そのパターンを学んでおくことによって、自分が未然に失敗することを防ぐことにもなるでしょう。
まず第一に押さえておきたいこととして、必ずテスト発注を行うということです。
輸入物販では自分の商品として販売することになりますが、その商品を全く見ることなく仕入れることは絶対にやめておいた方がよいでしょう。
自分がこれから扱おうと考えている商品を自分の目で見たことがなければ、実際にほしいと思った人に対し説明することもできません。
これではもちろん売れるはずもないでしょう。
自分が顧客の立場になればわかることですが、お店で店員さんにその商品について質問した時に、何も答えてもらえなければ買おうとは思わないはずです。
自分がどのような商品なのかをわかっていない状態で売れば、顧客も喜ぶはずがないでしょう。
扱う商品に関しては必ずテスト発注を行い、自分の目で見て、自分の手で触って確認をすることが大切です。
輸入物販で失敗する事例
そして海外からの無在庫転売には絶対に取り組んではならないということです。
これは非常に危険な行為であり、どのような販路で販売するかによっても異なりますが、簡単に説明すると商品が売れてから仕入れを行うことになるので、実際に顧客のもとに商品が渡るまでには配送期間がかかることになります。
顧客が商品を購入する際には、在庫があると思って購入するので、もしも2から3日ほど経過しても商品が届かなければ不審に思うものです。
実際に売れてから仕入れようとした場合には、場合によっては在庫がなくなっていたり、当然のことながら不良品が届く可能性もあります。
これではトラブルのもとになるのはわかりきっていて、自分の評価を下げるだけとも言えるでしょう。
場合によってはアカウントが停止してしまうことも考えられます。
この方法はかなりデメリットの大きいビジネスであり、長続きするはずがありません。
ビジネスはこれから長きにわたり続けていくことが前提なので、無在庫転売は絶対に取り組んではなりません。
そして三つ目に相乗り販売をしないということが挙げられます。
すでに販売をなされている商品を選んでしまった場合には、価格競争が起こることになります。
リサーチしてこれはよいと思った商品を実際に出品してみたとしても、すでに同じ商品が販売されていれば売値が下がってしまい、利益が取れないことにもなります。
これでは負のスパイラルに陥ることになり、赤字で販売することになってしまうでしょう。
だれもが仕入れられるものを仕入れれば、ライバルも多くなって飽和状態となってしまいます。
しかし在庫を処分したいという観点では、この方法は非常に有効となります。
成功するための戦略
四つ目には仕入れ開拓を行うということが挙げられます。
仕入れ開拓とはどのようなものなのかというと、自分だけにしか仕入れることができない商品を手に入れるということです。
例えば顧客が選ぶことができる色を増やしたり、ほかにはない上質な素材を使うなどのことが挙げられます。
これを行うことで価格を崩されることがなくなっていくでしょう。
仕入れ開拓を行うのであれば、当然のことながらオリジナリティーを出さなければなりません。
メーカーの代理店から仕入れることができればよいですが、様々な制約があるのが実情です。
そこで既存の商品に対して改良を加えて、自分だけの商品を作り上げることが重要となります。
自分にしか仕入れることができないオリジナリティーを出すことができれば、かなりの差別化を図ることができるでしょう。
だれも販売していない商品を販売できるだけではなく、他と大きな差別化を図ることになります。
またデザインを変えたり、付属品をセットするなど、現在販売されている商品であっても、何かしらの付加価値をつけることにより、ほかにはないものを作り上げることができます。
もしも同じ商品で同じ価格であるならば、付属品がセットになっていた方が購入者はお得に感じるものです。
このようにさまざまな注意点がありますが、大切なことは一つ一つしっかりと積み上げていくということです。
基礎を飛ばして応用することはできないので、着実に基礎を学び、スキルアップできるよう努力を重ねていきましょう。
最終更新日 2025年7月7日 by goncat