オフィス外業務にも活用できるビジネスチャット

最近ではビジネスチャットという、企業向けの管理・セキュリティ機能を備えたチャットツールを利用している企業が増えています。

オフィス内の業務でグループ単位で議論を交わしたり、進捗状況をリアルタイムで報告するなどに活用されています。

ビジネスチャットは、オフィス内だけではなくもちろんオフィス外でも使うことができます。

使い方によっては今までの業務のあり方を根本から変えて、変革して短時間で業務を達成できるようになる可能性もあります。

例えば、建設会社では震災などの災害時に被災したビルの状況把握をするために、グループチャット機能を使っています。

それまでは運営しているビルが自然災害にあった時には担当者一人ひとりにメールや通話で連絡して、現地の状況を確認していました。

何か所も一度に自然災害に見舞われた場合は、これだと状況把握だけで半日以上かかってしまいます。

これに対して、グループチャットで担当者からグループ単位で状況報告を共有できるように変えたところ、2時間程度で状況把握の作業が完了するようになったということです。

緊急時の連絡業務にグループチャットは大いに貢献してくれます。

介護サービス事業者の例では、日々の業務の引き継ぎの時に、いったん前の担当者から責任者が伝達事項を受けて、それを後任の担当者に伝えるという人を介したやり方をしていました。

こういう人を介する伝達方法は連絡ミスが起こりやすく、連携が悪いという課題がありました。

ここにグループチャットを導入して前任者から連絡事項を書き込むように変えたことで、責任者を介さずに後任者に情報を伝えられるようになりました。

責任者が伝達を仲介する一手間がなくなり、業務の効率化に成功しました。

チャット上の情報はいつでも閲覧可能なので、伝言内容を忘れてしまっても再確認が簡単にできるようになったというメリットもあります。

介護現場では担当者間の情報伝達が非常に重要なので、グループチャット機能は安全な業務遂行に役立っています。

業務用といっても、普段からスマートフォンでチャット機能を使っている社員であれば、ユーザビリティが優れているビジネスチャットツールであれば、普段と同じようにリアルタイムなやり取りのために、すぐに活用できるようになります。

むしろ、これからの時代はメールや電話でタイムラグをなくし、ビジネスチャットのようなツールでリアルタイムなやり取りができることが企業内では必要になっていくでしょう。

 

LINK
ビジネスチャット比較
トランシーバーはもう古い?ANAが空港業務にビジネスチャット

最終更新日 2025年7月7日 by goncat