貸切バスとは特徴と種類について

貸切バスは文字通りバスを貸し切ることができるサービスで、一般的に観光目的での利用がイメージされます。
しかしいわゆる観光バスとは異なり、観光のみを目的としているわけではないのが一番の違いです。

学校の修学旅行などの場合

例えば学校の修学旅行は、観光だけでなく学習の目的もありますから、観光バスを利用するのは目的と少しずれます。
勿論、目的の半分は観光なので、貸切バスを利用するとしても実質的に学習目的だけではないといえます。
遠足も同様に遊び目的ではありませんから、生徒達が集団で行動したり、目的地で勉強をするといったバスの利用になります。
他にも工場などの施設に集団で出向く社会科見学がありますが、これも遊びではないのでバスを利用するなら観光ではなく貸切を選択するのが適切です。
基本的に、ツアーに参加して旅行を楽しむものを観光バス、純粋に団体でバスを借りるものを貸切バスと呼び使い分けられます。

貸切バスの種類について

また、貸切と一口にいっても種類は様々で、観光バス並の大型車両もあれば、その一方で非常にコンパクトなマイクロバスもあります。
大型車両は大人数での移動に最適で、長距離を長時間快適に乗れるのが特徴です。
中には車内にトイレを完備する大型車両もありますが、このタイプは比較的少数となっています。
それでも、車内全体に声を届ける為のマイクや、冷蔵庫などを完備しているケースは珍しくないです。
マイクロバスも大小あって、大型のタイプは集団で短距離を移動するのに適します。
長距離用ではないので、車内の装備はそれほど充実していませんが、車両を貸し切って30名弱の団体移動が行えるのは便利です。
一方、小型のマイクロバスは20数名の利用に向いており、やはり短距離の短時間移動目的にマッチします。

貸切バスは旅行の利用はあまり重視されていない

元々長距離を目的としていないので、乗り心地は小型なりですが、予算を抑えて活用できるお得な貸切バスなのは間違いないです。
観光バスが宿泊旅行にも対応するのに対して、貸切バスは旅行の利用はあまり重視されていない傾向です。
この為、前者にあるトランクルームやリクライニング、ドリンクホルダーなどは後者だと装備していないことが多いです。
内装も比較すると前者に比べて後者はシンプルですが、その分料金が抑えられているので利用者1人あたりの費用が安く済みます。
乗り換えなしで目的地に向かえたり、公共交通機関を利用するよりもお得になる、運転手つきで楽々といったメリットもあります。

まとめ

個人や家族に社員の利用と幅広く活用できますし、修学旅行や遠足に冠婚葬祭や企業研修、部活の合宿や遠征に試合など多用途に使えるのが魅力です。

 

沖縄 貸切バスより引用

最終更新日 2025年7月7日 by goncat